羽毛ふとんも長年使っていると、かさ高が減ってきた…側生地が傷んでダウンが出てくる…といった状態になり、買い替えか打ち直しを考えることになります。
羽毛ふとんの打ち直し(リフォーム)は、上記のような古い羽毛を再生して新品同様に作り直すために行います。
外側の側生地は、使用状況や寝相によって傷み方が変わってきますが、長期の使用でミシン目が広がってくることや、こすれやすい首元などが傷みやすいようです。
内側の羽毛(ダウン)は汗に含まれる脂分や塩分などでふっくら感が失われていくことと、ダウンの毛羽がちぎれてファイバー化して塵状に堆積していきます。
日本羽毛協同組合が認定したプレミアムダウンウォッシュ仕上げでは、中身の羽毛を取り出して直接水洗いします。側生地の付いたまま洗うのが一般的なふとんの洗い方ですが、ふとんから取り出した羽毛を洗えるのは、専用の設備を備えた認定工場のみになります。
羽毛を直接に水洗いすることで、汚れをほぼ完全に落として清潔になることと、脂分や塩分を落として乾燥させることで弾力性が戻り、新品のようなふっくら感が再生できます。
側生地から取り出した羽毛を洗う前と、洗い終えて乾燥後の2回、専用機械で除塵を行います。
これにより塵やファイバー化したダウンが取り除かれますので、その減った分は新しい羽毛を追加して仕上げます。
羽毛ふとんのリフォームには3種類あり価格や仕上げ方法がそれぞれ違いますが、中身の羽毛の仕上がりが最も良いのがプレミアムダウンウォッシュ仕上げです。
古くなった羽毛ふとんを新品同様に再生するために、プレミアムダウンウォッシュ仕上げでの打ち直しをご検討ください。
コメントをお書きください