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押し入れの宝探し



こんにちは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。

木綿わたは、大きく分けて二種類あります。

繊維が細く長い超長綿と、短繊維で太くコシの強い綿とに分かれます。

細く長い繊維の綿は、柔らかくて肌沿いが良いので掛けふとんに向いています。

短くてコシの強い綿は、敷きふとんに使うと、適度な硬さの寝心地の良い敷きふとんになります。

アメリカ綿に代表される繊維が細い綿は、服地や綿生地としての需要が多いために、生産量も多いのですが、

インド綿に代表される、短繊維でコシの強い敷きふとん向きの綿は、生産量が激減してしまい入手が困難な状況です。

ふとん綿を生産して寝具専門店に納めていた製綿工場も廃業が進み、神奈川県内では2つの工場のみとなってしまいました。

当店では現在、アッサム手繰り綿という高品質な木綿わたが入手できていますが、取引先の工場が続く限り…という現状です。

これから先は、敷きふとんに向いた品質の良い綿は手に入りにくくなります。

押し入れに眠っている古いふとんの中に、そんな高品質の綿があるかもしれません。

新しい敷きふとんを作ったり買う前に、押し入れのふとんを出して、ふとん屋さんに見てもらってください。

私の今までの経験ですと、古いふとんほど『お宝』の可能性が高いです。

暑い季節は押し入れの整理はしたくありませんが、これから押し入れの宝探し、してみませんか?