· 

寝汗で変わる、羽毛ふとんの耐用年数




こんにちは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。

羽毛ふとんのリフォームが増えてくる時期になりましたが、リフォームでお預かりする羽毛ふとんも、

品質や使用年数だけでなく、使い方やお手入れによって様々な状態があります。

昨年リフォームで伺ったお客様宅で出されたふとんは、東京西川の羽毛ふとんでポーランド産ダウン95%(百貨店の寝具売り場で20万円で販売されていた商品)

10年ほどの使用でしたが、肌掛けよりも薄くなってしまい、掛け布団として使うことはできない状態でした。

ポーランド産グースダウン95%という品質ですと、通常の使用では10年ほどで極端にかさが減って薄くなることはありません。

ダウンが傷んでしまった原因は二つあると思います。

ひとつめは『汗』です。寝汗の多い方が使う羽毛ふとんは、通常よりも多い汗を吸収します。

日干しや乾燥機を使うなどして、乾燥していれば問題ありませんが、汗を含んだ状態で使い続けると高品質なダウンでも膨らみが失われてしまいます。

ふたつめは、羽毛ふとんにカバーを掛けただけの状態で直接体に掛けて使っていたことです。

羽毛ふとんと体の間にタオルケットや綿毛布など、汗を吸う素材を使っていると、掛けふとんのダウンが直接汗を吸うことがありません。

当店では、羽毛ふとんの中掛けにパシーマをお薦めしています。

どんなに高品質なダウンでも、寝汗が多いと傷みも速くなってしまいます。

汗っかきの方は、乾燥することと、吸汗性の中掛けを使うことで長く使うことができます。