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羽毛ふとんの充填量が違う理由



こんばんは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。

シングルの同じサイズの羽毛ふとんの冬掛けなのに、充填量は1.1㎏~1.4㎏くらいまで、商品によってバラつきがあるのには理由があります。

品質の良い羽毛の場合は、1.2㎏~1.1㎏でも充分な膨らみと弾力性がありますが、品質が落ちると充填量が増えてきます。

品質の落ちる羽毛とは、ダウンの粒が小さく未熟なため、量を増やさないと膨らみも弾力性も足りないふとんになってしまうのです。

リフォームの工場では、洗いと乾燥後に羽毛を軽量すると、表示よりも多いことがよくあるそうです。

これは、1.4㎏と品質表示されていても、実際の充填量は1.5kg以上…というケースです。

羽毛の品質をごまかすために量を増やして、表示には少ない量を表示するという…価格の安い羽毛や値引き率の大きな羽毛にはよくあることです。

量販店やホームセンターで販売されている、側生地ポリエステル100%の羽毛も問題があります。

ポリエステルの側生地は、綿素材に較べると、軽く通気性に欠けるため、充填量を減らしてケチっても膨らむのが特徴です。

軽い側生地に中身を減らして、見栄えはいい商品だけど、徹底的にコストダウンするという作り方です。

羽毛ふとんを販売する立場としては、完成した製品で仕入れたものは中身の確認はできません。

木綿わたのふとんのように、信頼できる職人に、自分が選んだ羽毛と生地で1枚ずつ作ってもらうのが安心できる…

そう考えて、羽毛製品の仕入れはやめて、小さな工場で1枚ずつ作ってもらっています。