羽毛ふとんをリフォームする時に大切なこと

羽毛ふとんをリフォームする時に、お客様が見落としがちなのが『重さ』です。

画像は、当店のお客様の羽毛ふとんをリフォームした出来上がりのふとん品質タグです。

詰めもの重量が1.1㎏と表示されていますが、お預かり時(リフォーム前)の羽毛も同じ1.1kgで、品質も良く傷みも少ない状態でした。

通常のシングル羽毛ふとんですと、1.3kg~1.4kgの量が多いのですが、画像の羽毛は1.1㎏の少なめの量でも、ふっくらと充分なかさ高に出来上がりました。

リフォーム申し込み時点では60サテンのサテン側生地を希望でしたが、お預かり時のふとんは60サテンよりも高品質で軽い側生地でした。

そのため、側生地の品質を変えると重さも変わることを、お客様に説明したところ、側生地は60サテンよりも200g軽い100サテンの側生地を選択して頂きました。

羽毛ふとんの中羽毛の量(詰めもの重量)は、価格を抑えるために量を減らす…低品質の羽毛を表示よりも多く入れる…などの問題のある製品もよく見かけます。

当店のリフォーム工程はプレミアムダウンウォッシュなので、中羽毛の洗濯・乾燥後はファイバーや塵が除去されるので、若干の目減りを足し羽毛で補充しています。

お預かりの羽毛の質やコンディションで、足し羽毛の量や詰めもの重量も1枚づつ変わってきますが、できるだけ使い心地の良い製品をお届けしたいと思っています。

当店では、岩手県の羽毛工場でリフォームをお願いしていますが、お客様の細かい要望にも、1枚ずつ対応してもらえるので助かっています。

『羽毛ふとんをリフォームしたら重くなってしまった…』などの後悔のないよう『重さ』にはご注意ください。