パシーマ使いこなし塾


パシーマの使い方やお手入れ法などいろいろ

もっと快適にパシーマを使いこなしてください


1.洗うまで使えないのか

 

 のり等はついていませんので、すぐ使えます。お買い求めいただいたら、洗濯するまでは敷きにお試しください。敷きなら、洗濯前でもパシーマのサラサラ感が味わえます。

 数日して洗濯されれば、風合いが増し、肌沿いもよくなりますので、掛けにお試しください。キルトケットはどちらにも使えますので、買い足しの折はキルトケットか敷き専用のパッドシーツかをお選びください。


2.敷きには、キルトケットかパットシーツか?

 

敷きにパッドシーツを使うメリット

・置くだけでよい 

・汗などの吸収量が多い 

・クッション性がある

・無駄がない

 

敷きにキルトケットを使うメリット

・掛けと敷きで使いまわせば寿命が延びる

・キルトケットには4色あるので色を選べる

・パッドシーツより乾きが早い

 

☆尚、パッドシーツは寝相の悪い方でもずれないので、四隅にゴムは点けておりません。お布団やベッドの上に乗せるだけでOKです。

また、両面ご使用できます。


3.暑い夏には

 

 素肌にキルトケット1枚だけ掛けてください。敷きはパッドシーツ。それでも暑いなら、足を出し脇まで下げてください。暑い夜もこれでほとんど快適です。それでも暑いなら、足元または側面から、キルトケットの表面に向けて軽く、遠くから扇風機で風を当ててください。大抵これで冷房なしで眠れます。なぜなら、風でキルトケットの透湿性が大幅に向上するからです。

 気温が高く、汗として出る場合は汗の乾きが悪く、気温を下げられず、逆に明け方には冷えが生じます。キルトケットで汗を吸っていると、汗の乾きもよく、吸ってからは適度に保温します。裸のまま寝るより、肌にキルトケットを1枚掛けたほうが、体の近くの湿度が下がります。簡易な実験では、熱帯夜でも室内の湿度より10%は低く、快適でした。


4.掛けにパットシーツは?

 

 寒いからと、厚いパッドシーツを掛けてみましたが、体になじまず隙間風だらけで、暖かくはありません。また、重さがずしりと来ます。

掛けには、やはりキルトケットですね。


5.洗い替えは?

 

 基本的には、洗い替えはなくてもよいです。午前中に洗濯できれば、夜までには乾くからです。夜に洗濯される方には必要かもしれません


6.寒い冬は

 

 キルトケットを布団の内側にお使いください。肩を覆うようにして、足元は足をくるむようにしてください。余裕があれば、キルトケットの上にもう1枚キルトケットを重ねて、これを目のあたりまで掛けます。もちろん、ふとんの内側です。足元が冷たいなら、さらに『あしふくろ』を使います。

 使用後は、毎日パシーマに含んだ水分を飛ばすように広げておきます。週に1回は洗濯して、よく乾かします。

 肩が寒い時は、パシーマのバスタオルを2つに折って肩から首を覆うようにします。信州での使い方ですが、暖かいです。


7.使ってみたが寒いという方

 ほとんどそのような方は、おられませんが、そのように感じたら次のことをご確認ください。

 

・パシーマの使用後、吸った水分を乾かしていますか?いきなり押し入れに入れていませんか?湿ったままだと暖かくありません。使用後は、ふとんの内側のパシーマを広げておくか乾かします。

 

・洗濯の回数が少ないと、肌に沿わず隙間風が入ることがあります。いずれの場合も週1回の洗濯で、暖かく快適に眠れます。


8.ふとんカバー

 パシーマでできた布団カバーもご要望で作っております。ところが実際にパシーマの上に布団を乗せると滑らないのです。たから、わざわざ苦労してカバーの中に布団を入れたり、ひもを結んだりする必要がないのです。

 パシーマは長めにできていますから、必要なら衿のように折り返しもできますし、カバーと違って肩が寒ければ肩を覆えますので布団は汚れません。


9.破れないために

 

・キルトケットを、敷きと掛けに使って使い回しすることで寿命が延びます。

・パッドシーツだと裏と表、上と下を使い回しすることで寿命が延びます。

・洗濯するほど丈夫です。水滴を落としてすぐに吸う状態か確認しましょう。週に1

 回の洗濯がおすすめ。

・掛けと敷きを使いましょう。両方使うことで快適になり、無用な動きが減り傷みが

 少なくなります。

・敷き寝具は固めをお勧すすめします。

・柔軟剤その他で、柔らかくすると生地が弱りますので、ご使用にならないでくださ

 い。


10.全自動洗濯機で

 最近の洗濯機の説明書を見ると、先に洗濯物を入れ、後で洗剤を入れるよう書いてあるものがあります。これは、あまりおすすめできません。特に粉の場合、動きが悪く、すすぎが不十分だと洗剤が落ちずに残留する可能性があります。初めに入れるか、湯・水に溶かして入れるか、流水に溶かしながら入れるかする方法をおすすめします。むしろ液体の洗剤のほうが溶けやすいと思います。洗剤を入れる際は専用の投入口があれば、そこを利用してください。

 また、洗濯機の説明書で寝具はネットに入れるように書いてありますが、パシーマはネットなしの方がよくもまれ、よくすすげて良いです。くれぐれも詰め込みすぎや、洗濯槽からのはみ出しにはご注意ください。


11.吸水しなくなったら

 洗濯をしてください。その時、石鹸の場合、石鹸カスが残らないように注水すすぎしてください。合成洗剤の場合は、洗剤が残らないよう、すすぎを十分にしてください。乾いたら吸水するか、水滴を落として確認してください。

 柔軟剤入りや柔軟剤の使用は、おすすめできません。吸水性を落としたり生地を弱める場合があります


12.縮んだら

 脱水後干すとき、縮まないように両手で軽く広げて干します。広げずに縮んでたら、次の洗濯のときに広げても広がります。それでも中綿が膨れるため約5%は縮みます。


13.毛玉ができたら

 洗濯をしてください。選択回数が少ないと体の汗や脂が付いて、揉まれたりするとできやすいようです。まず、取れるだけ取って十分に洗濯してください。

 日頃より洗濯を繰り返すことで、通常毛玉は発生しません。


14.脱水機がうまく回らないとき

 

 通常の脱水機が回らないのは、洗濯物のアンバランスに原因があります。最近、斜めドラムという機種があり、お客様から回らないとのことでした。メーカーに聞くと、洗濯物を増やしてくださいとのことで、少ないとアンバランスになるそうです。


15.梅雨時の洗濯

 

  • 選択する日が雨天のとき、室内に干しますが、下から扇風機を当て換気扇を掛けると半日くらいで乾きます。
  • エアコンがあれば、風を循環し、ドライにするのもよいと思います。
  • また、浴室乾燥システムをお持ちのところでは活用できます。
  • タンブラー乾燥は避けてください。

16.洗濯機に入る枚数は

 

 全ての洗濯機でのテストは出来ていませんが、下記要領です。

 

・概略表示のキロ数の半分以下。8キロなら4キロ以下、つまりパシーマで3~4

 枚。4キロなら2キロ以下で1~2枚。

・実際に入れて回した時、ちゃんとパシーマ動いているか確認してください。

・動いてなければ入れすぎですので、1枚減らして様子を見てください。


17.洗剤は?

 

 これでなければという指定はしておりませんが、蛍光で害のある方は蛍光の入ってないものを選んでください。また、蛍光増白剤入りで色物を洗うと、色が薄くなったようになります。蛍光増白剤・柔軟剤成分が入っていないもので、現在知っているものをご紹介します。

・花王の液体アタック

・花王のニュービーズ無蛍光(柔軟剤の入っていないブルーの箱)

いずれも表示でご確認ください。その他、石鹸類もございますが、石鹸カスの付着にはご注意ください。

 柔軟剤や柔軟成分入り洗剤は、おすすめできません。吸水性を悪くしたり、ガーゼ生地を破れやすくする場合がございます。


18.さらに快適、パシーマ2枚掛け

 

 夏はパシーマ1枚使っていただくと、快適さが良くお分かりいただけますが、秋・冬・春はパシーマ1枚では物足りません。通常は、掛けふとんを1枚かけると思いますが、パシーマを2枚にしてみたら、何ともいえない暖かさと温もりを感じました。春・秋はパシーマ2枚だけでも快適な日もあります。

 冬はパシーマ2枚に掛けふとんをかけて、快適。1枚目のパシーマは肩を覆い、2枚目のパシーマは口まで掛けると、マスクのように喉も乾燥を防げます。

ぜひお試しください。


19.破れたパシーマ、捨てないで

 

 ガーゼが破れても中綿がしっかりしていますので使用は可能です。洗濯しても破れはイソギンチャクの状態を保っています。

・破れたパシーマ(キルトケット)を、冬に新しいパシーマ(キルトケット)の上に乗せて

 2枚にして使うのもいいですね。暖かくて2枚目は顔まで覆えます。

・はさみで切ってバスマットや雑巾に。切り口から綿が出にくくなっているので、切

 りっぱなしでも使えます。

・ちょっと引っかけたなどで小さな破れは、ガーゼなどを当てて補修してください。小さめのガーゼは、ご請求いただければお送りします。


20.赤ちゃんにも

 

 将来の日本を背負って立つ赤ちゃんにこそパシーマだといってくださるお客様がいます。赤ちゃんこそ安全なものを、物言わぬ赤ちゃんだからこそ快適なものを、パシーマをおすすめします。

 シーツ・肌掛け・汗取り枕・ハンカチ・スリーパー・カバーオール・など揃えてございます。


21.ベビーカーにも

 

 赤ちゃんのベビーカーの背中は濡れてませんか?汗かきで体温も高い赤ちゃんの背中には、吸水性の優れたパシーマが最適です。お出かけには、パシーマのバスタオルサイズやベビーサイズ、パッドシーツのバスマットサイズやベビーSが便利です。

 また、途中で寝てしまった時も上から掛けてあげたり、ホコリっぽい場所ではマスク代わりに掛けてあげることもできます。パシーマはガーゼと脱脂綿だからマスクと同じです。


22.バスタオル活用術

 

・赤ちゃんのお出かけの際に1枚持って行くと何かと便利です。約200グラムの軽

 さです。

・プールに持って行かれるお母さん方も多くおられます。吸水性がよく、拭いたり巻

 き付けたりと使っています。

・寒い冬には2つに折って、肩・首に巻き付けて寝ます。とても暖かです。

・枕のカバーにも使えます。専用ピロケースがございますが、サイズの合わない場合

 は、これが使えます


23.床にも

 

 赤ちゃんがいるご家庭では、赤ちゃんはどこで遊んでいますか?エコテックスを取得しているパシーマなら赤ちゃんがなめても安心。お漏らししても、食べこぼししても、外ではたけたり洗濯できるので便利です。何よりも、赤ちゃんはパシーマ大好きです。


24.介護にも

 

 介護で大変なのは、介護する方が夜起こされること。「パシーマを使ったら、良く寝てくれて、朝まで私も眠れました」とお便りいただきました。さらに介護していた方がパシーマを使ったら、また気持ちよく眠れたと連絡いただきました。

 通常の方でも、夜のトイレの回数が減ったとか、行かなくなったとか言う事例があります。


25.腰や目も

 

 パシーマで腰とか目がどうなるということは、わからないのですが、腰までよくなったとか目がよく見えるようになったとかお便りをいただきます。

 はじめはそんなことは…と申し上げておりましたが、ぐっすりリラックスして眠れるパシーマだと、眠ることでよくなる可能性もあるかと考えております。


26.自動車でも

 

 お尻や背中が蒸れる自動車にも使って頂きたいものです。夏にエアコンかけても、お尻と背中は汗でびっしょりです。専用はヨーラックとそのカバーがありますが、パシーマのベビーやSSでも可能です。

 後部座席にはSSを広げシートの端にかませたり、枕のアームからヒモ付き洗濯バサミで支えると脱着も楽。

 吸った汗は自然に乾くので、背中はサラサラですが、時々は洗濯してください。


27.ソファーにも

 

 ソファに掛けると蒸れずに快適です。革張りの場合、滑りやすいので、角が引っ掛かるようにサイズに合わせて10㎝から20㎝縫うとよいようです。

 また、マッサージチェアにも快適です。風呂上りに使っても汗をよく吸収します。


28.旅行・出張にも

 

 旅先ではぐっすり寝たいもの。でも重たい荷物や嵩張る荷物は勘弁。そんな時、軽くて便利なのが、パシーマSSです(約500グラム)『くつしたすりっぱ』も好評です。


29.ペットにも

 

 パシーマとタオルケットを洗濯してたたんでいると、猫や犬もパシーマの方が好きなようです。パシーマをペット専用にもお使いいただく方もおられます。

 また、ペットの洗い上がりの拭き上げにも吸水性がよく重宝します。


30.ホコリは?喘息は?

 

 パシーマは非常にホコリが少ないです。なぜでしょう…パシーマの中綿はもともとホコリが少ないのです。ホコリとは単繊維です。安価な綿混布団には綿の中に短繊維(ホコリ)が混入しているものがあります。だから新品でも叩けばホコリが出るわけです。パシーマに使っている脱脂綿は使い捨てではないので、長い繊維ばかり使っています。機械でも切れにくく加工してあります。破れたとき、またはサンプル片から中綿を取り出していただければわかります。

 またガーゼもタオルなどに使われている20番手の半分の細い40番手を使用し、糸からのホコリも少なくなっています。なぜなら長い繊維でないと細い糸はひけないからです。さらに組織が単純な平織りになっていて、パイルのようにループがなく、ループ部で撚りがゆるんだところからのホコリもありません。

 赤ちゃんにパシーマを使ってみると指のまたに綿ぼこりが少ないことでよくわかります。少しずつ擦れたりして発生する綿毛は洗濯で常に洗い落されます。当然、通常の使用で室内のホコリをキャッチし洗濯で洗い流すことで、いつの間にか室内のホコリも少なくなります。かくして、喘息の方もハウスダストを吸引することが減り、快方に向かう方もおられます。

 お客様から、パシーマを使うようになって、テレビの画面につくホコリが減ったとも言っていただきました。


31.アレルギーに

 

 パシーマには蛋白質であるアレルゲンは含んでおりません。しかし使用によって、室内や他の寝具から、あるいは皮膚などの破片から増えることがあります。そこで、一番有効な対策は洗濯することです。パシーマは、どんどん洗えます。約100回程度は大丈夫です。原因物質が洗濯でどんどん洗い流されること、もともと生地に害のあるもの(アルカリ、糊、仕上げ剤など)が付着していないことで、発症を抑えることができます。

 パシーマはエコテックスクラスI取得しており、安全を証明しています。また、医療用のガーゼと脱脂綿を使っているので害はありません。染色も気にされる場合は、白がございますが、これが医療用と同じ仕上がりです。もちろん蛍光増白剤も仕上げ剤も使っておりません。

 週に1回以上洗うことで、アレルゲンを洗い流し減少させます。これは単にダニを通さないという方法と違って、寝具の基本である通気性と吸湿性を妨げず、むしろ良好な睡眠をとることができ健康になります。たとえば首筋なら、ベビー用をそこにあてがい、毎日洗濯することで発症しなくなった事例もあります。喘息なら、寝具の洗濯を2~3日ごとにすること、パシーマを少し顔までかけること(マスク効果)も有効かもしれません。お試しください。


32.はだか睡眠健康法

 

 パシーマを使って、はだかで寝る健康法をおすすめします。肌が強くなり内臓まで丈夫になります。何よりも肌ざわりが気持ちいいのです。思い切って今晩、お試しになりませんか?

 太ももの根元、昼間に締め付けられたベルトの下、パンツのゴムで締め付けられたお腹をさすってみてください。サラサラでふやけた肌が生き返るようです。丸山淳二先生(脱パンツ健康法)によれば、産婦人科に来る方の半分くらいは、パンツはかなければ来なくていい方だとか。締め付けることで皮膚温度が下がります。寝るときくらいは自然の状態に戻してみてはいかがでしょう。


33.類似品について

 

 パシーマの類似品がございます。もともとパシーマは外見上あまり変わり映えしないものですが、類似品とは明らかに性能が違います。使っていただければわかるのですが、見間違ったりしがちです。

・外見からはパシーマの方がキルトの針目が細かくできています。

・製品に水をたらしてみると、スッと吸い込みますか?

・鼻を近づけて匂いを嗅いだら無臭ですか?

・中綿に蛍光は入っていませんか?

・中綿は水に沈みますか?

・中綿の繊維は長いですか?ほこりや糸くずは?

・表示以外のもの(不織布など)が含まれてませんか?

 

 外見からは分かりませんが、調べてみると生地にアルカリや糊料が残っているものもあるようです。お買い求めの際は『パシーマ』とご指定ください。『パシーマ』は龍宮株式会社の登録商標です。